2011年11月~にJETが体験した病気についてまとめた記事です。
(経過も随時更新していきます 最終更新:2012年5月10日)
もしこれから同じような症例にかかるかもしれない方へ、一つの参考例としてお読みいただければ幸いです。
■病名 口腔内エプリース(肉芽腫)
■症状 今のところ自覚症状なし 検査の結果はガンなどの悪性腫瘍ではなく肉芽腫であることが判明したが、進行が外側ではなく、上顎から鼻、そして脳へ向かう傾向にあるため、今後のリスクが非常にあり危険な状態と判断される。
■治療
CT、MRI検査
短鼻種のため切開や切断が出来ず、カテーテルを挿入しての血管塞栓術と、定期的な放射線治療(の予定でした)
--------------病気の経緯--------------------
2011年11月末
症状:歯磨きの際に左の上顎に歯茎の以上な腫れを発見。
診断:病院でレントゲン検査の結果、歯槽膿漏や歯肉炎等ではなく腫瘍と判断。組織をとって大学病院で検査。
治療:とりあえずの抗生物質。
2012年1月15日
症状:腫瘍の進行はあまり見られない。自覚症状もあいかわらずない。
診断:大学病院で検査入院、CT、MRI検査の結果ガンなどの悪性腫瘍ではなく肉芽腫であることが判明したが、進行が外側ではなく、上顎から鼻、そして脳へ向かう傾向にあるため、今後のリスクが非常にあり危険な状態と判断される。短鼻種のため切開や切除が出来ないため国内ではあまり例のないカテーテルを挿入しての血管塞栓術と、定期的な放射線治療を行う方向で、春をめどに大学側の準備が整ってから入院手術になることがきまる。
治療:とりあえずの抗生物質のみ。
2012年4月19日
症状:腫瘍の進行はあまり見られないが少し大きくなっている。自覚症状もあいかわらずない。
診断:大学病院へ入院。かねてから大学側で準備してもらっていたカテーテルを挿入しての血管塞栓術と、定期的な放射線治療を行う予定。退院は5月末。
2012年4月25日
手術前の検査のため麻酔してのCTとMRIの予定日に呼吸困難を起こす。
麻酔のため前日から食事を抜いていたが、興奮し嘔吐した吐瀉物を気管内に吸い込み呼吸困難になる。眼振と高熱になり肺水腫の危険性がでて、一時命が危険な状態になる。集中治療室で処置をしてもらい、一命をとりとめた。
体調が安定したため、そのまま夕方に麻酔し、CTとMRI検査を受ける。
2012年4月28日
ICUから一般病棟へ移動。点滴が外れる
診断:CT、MRI検査の結果はあまり変化なし。
ただし呼吸困難になった今回の誤嚥の原因が、てんかんをおこしたからではないかと疑う。
以前手術を受けている右耳の鼓室胞と脳の何かしらの影響も浮上。
また今回の誤嚥による呼吸困難は、たまたま前回の手術の際に気管を広げるような処置を行っていたことが幸いしたことがわかった。
2012年4月30日ー5月10日現在
GWの兼ね合いで一度退院する。
症状:自覚症状はない。
診断:口腔内の肉芽腫の治療のための入院だったが、そちらより右中耳の治療の方が先決かもしれないとのこと。全耳道摘出の手術を検討中。
治療:抗生物質を服用中。